「小さい美術館」の髙増暁子さんを訪ねました
千葉県富津市亀田に、ギャラリー兼収蔵庫「小さい美術館」を構える会員で日本画家の髙増暁子さんを2月3日、訪ねました。
日展の会員の髙増さんは、千葉支部の役員もつとめ、長年、活動に貢献してきました。
身近な題材をテーマに、地元富津市の大坪山や酪農の牛、庭先に咲く石蕗などを優しいタッチで描き、数多くの作品が受賞しています。
髙増さんは家族とともに約40年前にこの地へ移り住み、作品をつくり続けてきました。
敷地内ではかつて、近所の子どもたちのために演劇を行う「森の劇場」を開催したそうです。
小さな美術館を建てたのは約7年前。息子さんの濱本智之さんが2014年7月に、自宅敷地内にカフェ「グローブ」をオープンさせ、同時にギャラリーの一般公開を始めました。
約10点の作品を展示し、季節ごとに入れ替えをするそうです。
髙増さんは控えめな印象を受ける人柄ながらも、身近な事物をモチーフに、常にアクティブに作品をつくり、時にはカフェのお手伝いまでこなします。地域とのつながりも大事にするあたたかな眼差しとその心が、笑顔に滲み出ているようです。
小さな美術館で髙増さんの作品をゆっくり鑑賞したら、グローブでおいしいコーヒーとスイーツをいただくのも楽しいでしょう。数百メートル西には海岸があり、小高い丘から美しい海の絶景を眺めることもできます。
忙しい毎日ですが、ふと訪れて、ゆったりとした1日を過ごすのも良いかもしれません。
小さな美術館&カフェ「グローブ」
場所:〒293ー0057 富津市亀田1237
電話:0439−66−0936
営業時間:午前11時〜午後5時
定休日: 火、水曜日 ※詳しくはお問い合わせください。
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