「W三浦版画展」に行ってきました
会員の三浦やほ子さんと栃木県在住の三浦麻梨乃さん二人の版画家による作品展「W三浦版画展」が11月30日から12月10日まで、千葉市中央区のギャラリー「スペースガレリア」(以下、ガレリア)で開催されています。
千葉支部のメンバーが訪れた2日、在廊していたやほ子さんが出迎えてくれました。
やほ子さんがガレリアでの作品展示を始めたのは2009年から。
ガレリアが企画し、約10人の版画家が参加して毎年開催する「ガレリア版画展」には2010年から2016年まで7回、出品しました。
やほ子さんと麻梨乃さんが出会ったのは2015年。2016年の同展に出品した麻梨乃さんと名字が同じ「三浦」であったことから、二人の作品展を開いたら面白いだろうとガレリアが企画し、今回の展示となったそうです。
作品は、水の入ったガラスの器に飾られた花や、カエルや猫、鳥などをモチーフとした60点以上を展示。ひとつひとつの作品の細やかなディテールにも注目です。
作品のほかにも、やほ子さんが制作に使用する道具のバニッシャー(写真中央下)やベルソー(写真左下)、実際に制作した版も展示しています。
上の写真の作品では、磨いたところはインクがのらず白くなり、磨いてない部分はインクが詰まって黒くなっています。版面にベルソーで無数の刻みを入れ、バニッシャーの磨き具合によるグラデーションで、微妙な濃淡を表現しています。こちらも見どころでしょう。
やほ子さんは、麻梨乃さんとの展示について「(麻梨乃さんは)自分とは違った感覚を持っている。吸収できて良い経験になった」と話しました。
■会期/2017年11月30日(木)~12月10日(日)
※作家在廊日はお問い合わせください。
■時間/11:00-18:00(最終日16:00)
■会場/スペースガレリア 千葉市美術館前
〒260-0012 千葉市中央区本町2-1-20-201
TEL:043-202-0157
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